アートセラピスト☆見習い日記

老健での仕事をしながら、アートセラピーの勉強をしています。アートセラピーに関する学びシェアしていきたいと思います^_^よろしくお願いします!

夫婦間のギャップに絶望!(泣) 〜家族画 (夫の絵☆)〜

ご訪問ありがとうございます!

 

今回も家族画の分析です☆

前回は私(妻)の絵を分析しましたが、今回は夫の絵を分析していきたいと思います^_^

 

 

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ツッコミどころ満載です(笑)

 

場面は、家族みんなで食卓を囲み、ご飯を食べているところ。

 

絵はあまり好きではない夫。細かい線が描きにくいクレヨンに苦労しながらも、やっと描いてくれました^_^;;

 

それだけでも感謝すべきところなのでしょうが、それにしてもこの絵の希薄さは否めません(笑)

 

特に、枠のみで色が塗られていないデーブルや椅子。

枠だけの絵は中身がないことを表し、家族関係の希薄さや、家族に対してあまり期待していないことのあらわれかもしれません。

 

それでも、家具よりは人の方を比較的丁寧に描いてくれてはいるので、家や環境よりは、家族一人一人のことを大切に見てくれているのでしょう。

 

 

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クレヨンでは細かい線が描きづらくて、顔を描きたかったが描けなかったとぼやいていた夫(笑)

 

逆に言えば、顔を描けないくらい人を小さく描いていたということになります。

 

顔のない人の絵は、対人関係、この場合家族関係の煩わしさからの逃避を表します。

 

人を小さく描く場合、人を小さく見積もってしまう傾向があり、

自分も含め家族を小さく見積もってしまう、あるいは家族に期待していない面があるかもしれません。

 

全体的に、人と人の間に距離がある印象もあるので、家族と距離をとりたがる、つまり1人の時間が欲しいのかもしれません。

 

 

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家族の中で、自分からいちばんちかくに描かれているのが、一番身近で親しいと思っている人

向かい合っている人は、対立関係にある人

いちばん遠い人は、関係が希薄な人を表すそうです。

 

この絵の場合だと、

いちばん身近なのが妻、対立関係にあるのが長男と次男、関係が希薄なのが三男ということになります。

 

夫は子育てによく参加してくれているので、わりと全員と密に関わってくれているのですが、

長男次男は言葉が達者な分、自己主張も激しいし思うようにいかないことも多いので、そんな感じのことを表しているのかもしれません。

 

その点、三男はまだ言葉が未発達な分比較的扱いやすいのと、やはり可愛がってくれているのですが、長男、次男が「パパー!!」と勢いよく自己アピールしてくると押されてしまいがちなので、夫にとっては関わりが薄いように感じるのかもしれません。

 

 

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絵の中で後ろ向きの人は見ないようにしている人、

 

横向きの人は直面をさけている人を表すそうです。

 

夫の絵では、自分と妻が後ろ向きで描かれています。

対して、長男次男は正面向き、

三男が横向きです。

 

普段は長男次男と向き合うことが多く、三男とは関係が希薄、

そして、子供たちと向き合うあまり、自分と妻のことがあまり見えなくなっているということなのかもしれません。

 

また、三男以外は椅子に座って動きが止まっている印象です。

座る=グラウンディングしていないことを表し、動きがないことは自発性が乏しいことを表します。

三男は椅子の上に立ち上がっており、いちばんしっかりしていて自由なのかもしれません(笑)

 

 

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人の大きさの観点でみると、

いちばん大きく描かれている人が、家の中でいちばん力のある人

いちばん小さく描かれている人が家の中でいちばん力がない人を表すそうです。

 

ここでは、いちばん大きいのが夫、いちばん小さいのが三男です。

 

自分が家の中で中心でありたいという気持ちがあるのでしょう。

 

ですが、いちばん雑に描かれているのも夫であるので、自分を大きく見せたい、自分を立てて欲しいのとは裏腹に、自分のことが疎かになったり後回しになっていることへの葛藤があるかもしれません。

 

その点、比較的大きく、はっきり描かれている妻が、実質的な主導権を握っていることになるでしょう(笑)

いちばん中心に近いところに描かれているのも妻なので…(´∀`; )

 

 

 

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食卓に載っているのは卵焼きとのことですが…

 

黄色は甘えたい気持ち、黒は否定を表し、

2つが組み合わさるとストレスカラーといいます。

 

現在の家族関係にストレスを感じているのでしょう。

子育てを頑張ってくれている彼ですが、甘えたくても甘えられない気持ちがあるのかもしれません。

 

 

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椅子に座る夫と私。

下半身が描かれない場合、セクシャリティーの問題があるとされています。

そんなことはないのにな…(泣)

 

セックスレスになる夫婦の場合、絵にこのような傾向が見られるらしいので、気をつけなければと思いました(ノ_<)

 

妻の服の色は赤と黒。これは、怒りを表す組み合わせです。

私は子どもたちに対し、ついかっとなって感情的に怒ってしまったり、理不尽な態度を取ってしまったりするので、なんだかうなずけました。

後ろ向きに描いて直面を避けているのも、そうした理由があってのことなのでしょう。

 

対して、夫の服はピンクと黒。

夫にも怒りの感情があれど、普段はそれを抑えて優しく振舞ってくれているのだと思います。

感謝の限りです(;ω;)

 

 

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長男の頭が欠損しています。

頭部を強調しない絵は神経症うつ病、社会的に逃避している人を表します。

神経症などの障害はないのですが、長男はYouTubeが好きで、一度見始めると話し声も聞こえないほどのめり込み何時間でも見続けるので、

夫は彼が引きこもりなどにならないかと心配しており、それが頭部の欠けた絵として表れているのかもしれません。

 

服は青で、抑圧を表します。

私にいちばん怒られたり期待されたりしているのが長男なので(-_-;)

きっと我慢しているのだろう、という思いがあるのかもしれません。

首が他の兄弟より長く描かれているのも、言いたいことが言えていないのだろうと感じているのかも。

 

次男には、怒りを表す赤と黒の服がえがかれています。

オープンな子なので、怒りも含め感情をはっきり出すこともありますが、、

いちばんパパ好きで、なにかとベタベタしたり依存してくる次男に対する怒りの感情もあらわれているのかもしれません。

 

 

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水色の服で、寂しさを表す三男の服。

目の前に黒と黄色の卵焼きが置かれているので、兄弟にもまれて、いちばんストレスを感じているだろうと思っているのかもしれません。

あるいは、物理的なお世話が必要なことや、言葉がまだうまく伝わらないことへのストレスもあるかもしれません。

 

 

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全体的に、黒い枠で輪郭を描き、中を色で塗るという描き方がされています。

これは、役割意識が強いことを表します。

 

父親として、大黒柱として、役割を果たさなければという意識で頑張ってくれているのでしょう。

 

背景はピンク色で塗られ、怒りを抑えて、暖かく穏やかな家族関係を作りたいと願っているのかもしれません。

それは、ある意味彼の家族に対する愛情なのだな、と感じました。

 

けど、父親である前に、自我や感情を持った1人の人や男性としての彼を、もっと大切にしていかないとな、と、この絵を見て痛烈に感じたのでした(´;ω;`)

 

普段もそうですが、アートセラピーの勉強を始めてからより、彼に家事子育てを担ってもらう割合が増えていて、、

彼は何も文句を言わず頑張ってくれていて、

おかげで私は好きなこともでき幸せだけれど、

彼は相当ストレスを溜めていたんだなということに改めて気がつきました。

彼のそんな気持ちにちゃんと向き合えていなかったのが悔やまれます(T ^ T)

 

いつも家族のために頑張ってくれてありがとう!!

たまには休んで、自分の好きなことして、ゆっくり休んでね♡♡

 

 

次回は、私と夫の絵の比較のまとめをしていきたいと思います☆

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!^_^