パパ、いつもおつかれさま!(´∀`; ) 旦那氏の風景構成法
ご訪問ありがとうございます!
アートセラピーに惹かれて、スクールに通い始めて半年…
もうすぐ認定試験です!
日に日に気持ちが焦っています(;´Д`A
カウンセリングの練習のために、旦那にまた絵を描いてもらいました!
手法は、前回と同じく、風景構成法です☆
*前回の記事です↓
こころのメンテナンス☆ 〜風景構成法〜 - アートセラピスト☆見習い日記
完成した絵がこちら☆
しぶしぶ描いてくれたのが伝わってきます(^-^;
この絵は、とてもツッコミどころ満載で面白くて、とても勉強になりました☆
まず、全体をざっと見ていきます。
まず、全体的に色が薄くて、白抜きが多いことが伺えます。
白抜きや色の薄い絵は、心が空虚だったり、直面を避けている場合によく見られるそうです。
精神的なものを表す上部より、
身体的なものを表す下部のほうが、
モチーフが多めなので、
体を使って一生懸命働いていたり、意識が現実に向いていることが分かります。
内面、母親、女性性を表す左側と、
外面、父親、男性性を表す右側では、
同じくらいですが、やや左側のほうが濃い感じがします。
どちらかというと内面を重視する傾向があるのかもしれません。
四分割では、
過去、トラウマ、幼少期の両親との関係を表す左下の部分が、
最も多めに描かれています。
幼少期になにか両親との確執があったのかもしれません。
左下の部分を詳しく見ていきます!
左下の田は、両親が働いていたことを表し、自身も働くことが当たり前と思っているところがあります。
ですが、薄く茶色で塗られていて、どこか寂しい感じです。
茶色は疲れ、粗末、頑固、安定感、安心感などを表しますが、この塗られ方だと、仕事に対して疲れていたり、嫌になっていたり、あまり期待をしていない感じがあります。
自分の仕事に対する考えもそうですし、子どもの頃、仕事をしている両親に対して、あまりいい思い出がなかったのかもしれません。
畑の上にいる人は、裸で踊っている人だそうです…(笑)
ペルソナである服を脱いだ姿は、その人の本質であり、旦那はありのままの姿をさらけ出して自分を表現したいと願望を持っているのでしょう。
目と鼻が強調して描かれており、
ギラッとしたきつい感じの大きな目は、人に対して攻撃性や猜疑心、不信感を持ちやすいこと、
長い鼻は男根の象徴で、男性としての自分をアピールしたい気持ちがあるのかもしれません。
田には牛も描かれています。
雄牛や闘牛だと、男性性や攻撃性を表すのですが、
この絵では乳牛とのことで、母性や女性性を表します。
小さい頃、お母さんにもっと温かく包んで欲しかったという欲求があったのかもしれません。
田の上には木が描かれているのですが、地面のラインがなく、幹も根元が細めで弱々しい感じがします。
地面のラインや根のない木は、自分を持っていない、グラウンディングされていないことを表しています。
根元が細い幹は
雲状の樹冠は想像力の豊かさを表しますが、根元が希薄なので、思い描いたことを実行できなかったり、現実検討が不十分で流れてしまったり、空想に逃げてしまったりするところがあるかもしれません。
右下の家です。
家は内的心象風景を表し、自我や、時に家庭も表します。
愛情・スキンシップの部分に家があるので、ちゃんと自分を大切にしたいと思ってるし、家族愛も求めていそうですが、
この家もまた、地面のラインがなく浮き上がったような家になっていて、自我や家族関係の不安定さが伺えます。
ドアも窓もあり人と接したい気持ちもありますが、色がなく閉じているので、人に心を開かず、コミュニケーションをとろうとしていないところがあると思われます。
家はほぼ白抜きで自分自身や家庭に対し空虚で向き合えていない感じですが、屋根だけが赤く塗られています。
屋根は頭を表し、空想傾向で頭で考えすぎてしまうところが、赤い色からは情熱的でエネルギッシュな一方、怒りを感じていることが伺えます。
煙突は、男根の象徴でもあり、家庭の温かさも表します。白抜きなので、それらをあまり感じられていないのでしょう。
煙も怒りを表すシンボルですが、ドーナツ型に描かれているので、
ドーナツ=輪ととらえるなら、家族に包み込んで欲しい気持ちや心を安定させたい気持ち
ドーナツ=中心が穴と捉えるならば、穴の空いた空虚な心、また、煙突(=男根)との組み合わせで性的欲求とも捉えることもできます。
どれなのかは、本人の気持ちをもう少し聞いていく必要がありますが…^_^;
山の描き方もなかなか象徴的です。
富士山のように高く険しい山を描いていて、要求水準が高く、高い目標を持っていることが分かります。
道も山の上の方へ登っていく道で、上昇志向の高さが伺えます。
しかし、山の頂上には雪が積もっており、心が凍りついていることを表しています。
太陽も山頂から顔を出し、山にスポットを当てていますが、空虚な白抜きです。高い目標と上昇志向の先には、本人の思うような幸せは得られないのでしょう。ですが、氷山は自分がこうありたい、エゴイスティックな魂を持っていることも指します。
感情を表す川です。
まっすぐな川からは、直感が鋭く、感情を率直に表す人であることが分かりますが、
川の水はドブ水だそう。感情もまた濁ったように暗くなっているのかもしれません。
それでも、青や緑で、抑圧的で妥協しやすいですが、ちゃんと水の色をしています。
川べりには石があり、感情がストレートなのにもかかわらず、感情を抑制してしまうところがありそうです。
現在を表す中心には、花が描かれていて、絵の中でいちばんしっかりと色が塗られています。
花は愛や優しさを表し、自分の中心にちゃんと愛や優しさがあるということが言えるでしょう。
全体的にみて、
仕事の疲れと、
自分の本質や男性性をさらけ出して解放されたい思い、
家庭の問題、
高い要求水準と上昇志向、
そして、想像力豊かだが空想思考で、自分自身や現実に向き合えていない部分
が見えてきました。
確かに、仕事に子育てに、頑張ってくれている彼だけど、
最近は仕事にも家庭にも疲れていて、
何も見たくない!そっとして、好きにさせてくれ!
という感じかもしれないです~_~;
ごめんね、パパ。
いつもありがとう(T ^ T)♡
優しい旦那さんにいろいろお任せしすぎていたので、いたわり、少しでも負担が軽くなるように協力していこうと思いました。
セラピーにつなげるならば…
中心に花=愛があることを受け入れ大切にし、
自信を持って家や木の地面、根を描くこと=自分の軸を持つこと
色をしっかり塗ること=自分の問題にしっかり焦点を当てる、自分のやりたいこと、こうありたいということをしっかり持ち表現すること
また、仕事で悩んでいるなら、
山を低くする=高望みしすぎず、自分の今できているところを見る、自分を許す
田に鮮やかな色をつける=仕事のやりがいを見出す
などでもありかもしれないです^_^
このアートセラピーでは、どんな絵を描けば正解というものではなくて、
心のあり方が、無意識のうちに絵に表現されていて、
今の感じ方や考え方の傾向が表れているということ。
もちろん、どんな絵でも描いていいのだけれど、
それで今苦しい状況にいるならば、どこを修正していったらいいんだろうね(絵ではなく、心の問題です☆)
ということです^_^
なにか正しい描き方があると思い込んでしまうと、相手を決めつけたり、押し付けたり、自分をごまかしてしまうことにつながったりするので、、
気をつけないとな、と思います(;ω;)
相手が自分で気づいて、自分の意思で決めることを、見守り寄り添えるような、
そんなセラピストになっていこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
(*^▽^*)
|
|
|
|
|