アートセラピスト☆見習い日記

老健での仕事をしながら、アートセラピーの勉強をしています。アートセラピーに関する学びシェアしていきたいと思います^_^よろしくお願いします!

夢って面白い♬ 〜夢分析③ 「異動と、夫の死」後編〜

ご訪問ありがとうございます!

 

今回は、前回の、「異動と、夫の死」の夢分析の続きです☆

 

前回は、自分が異動になったところから、Bさんと温泉に入るところまでを深く掘り下げました^_^

 

今回はいよいよ(?)、夫の死のくだりから後半の部分を考察していきたいと思います!

 

 

 

〜夢の内容のおさらい〜

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【異動と、夫の死】

職場が異動になる。異動してすぐ後輩の男の子が1人辞めてしまい、残ったスタッフは、私と後輩のAさん、Bさん、Cくん。 あるとき、トイレ(2階)に入ると、全面ガラス張りで、他のスタッフに見られて恥ずかしい思いをした。1階は温泉になっており、Bさんと一緒に入った。

  夫のお母さんから電話がきて、亡くなったと連絡があった。ショックを受け、途方に暮れ空虚な気持ちで、アパートが並んだ住宅地をさまよう。 そこで3歳くらいの男の子と出会う。男の子はBさんが預かっている子らしい。やがて、大柄で温和な、男の子の父親らしき男性がやってきて、Bさん、男の子、男性の3人で楽しそうに遊んでいた。

 

 

まず、場面は夫の母(お姑さん)から電話で連絡がくるところから始まります。

 

電話は、「まだ遠い無意識の中に住むものと会話する」ということを表し、電話の相手が異性か同性かで意味が違うそうです。

電話の相手の「お姑さん」は何を意味するのでしょうか?

 

前回の記事にもあったように、

誰かの死何かの終わり、大きな変化、変容

を表します。

 

夫の死なので、夫婦やパートナーシップに関する変化なのでしょう。

 

その後、ショックを受け、途方にくれた私は、住宅地をさまよっています。

 

内的心象風景を表します。

住宅地集落など、家がたくさんある情景は、自分がない、自分自身が周囲の人たちに埋もれてしまっていることを表します。

アパートも、人がたくさん住んでいるので、同じような意味を持つのかもしれません。

 

パートナーシップに関する何かが変化したあと、自分自身を見失っている状態なのでしょうか。

 

アパートのくだりには、色や数字も登場します。

 

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灰色のビルのように直線的な住宅地。

 

ビルエネルギーを表しますが、ここでは冷たい石のように描かれているので、心が固くなっている状態なのかもしれません。

灰色は、曖昧、否定、抑圧などを表します。

 

また、アパートに書かれた番号を見ると、

・ピンクの03

(ピンク愛情、母性、女性性、抑圧された怒り)

(3創造、対立の解消、調和、物事の始まり)

・緑の04

(安定、調和、協調、妥協、優柔不断)

(4調和、完成)

 

と書かれています。

 

そこで出会った、3歳くらいの男の子。

夫の死のあとに現れたその男の子は、きっと、何かを手放した後の新たな気づきや洞察を表しているのでしょう。

 

その子はBさんが預かっている子でした。

 

ここで、この「子供を預かる」という言葉の意味を深めていきましょう。

それには、言葉から連想できるワードをいくつも挙げていきます。

(※「アンプリフィケーション」という技法です。今回は私の夢なので私が連想しますが、実際のカウンセリングでは、クライアントさんご本人に連想していただきます。)

 

子供を預かる

→子供好き→うらやましい

→ベビーシッター

→保育園の先生

→楽しそう

→世話好き

→大変

→優しい

→助け合い

 

連想しているうちに、「うらやましい」という、ちょっとブラックな感情がでてきました。

 

つまり、子供を預かることのできる程の優しさや心の広さ、子供と楽しく遊べる無邪気さなどを、うらやましいと感じる、

そして、自分にはそれがないと感じているのかもしれません。

 

それを、Bさんの姿に見ているのでしょう。

 

 

そして、大柄で温和な、男の子の父親らしき男性がやってきて、3人で遊ぶシーンになります。

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(↑この絵の場面です☆)

 

背景は住宅地で、3人の後ろには住宅地の門があります。

 

 

このシーンは、パートナーシップや親子関係に関する新しい考えを表していると言ってもいいでしょう。

 

男性は、どこか夫の面影があるように思えますが、より柔らかい雰囲気になっていました。

 

遊ぶ

→楽しい

→無邪気

→純粋

→無垢

→うれしい

うらやましい

 

ここでも、「うらやましい」というワードが…(^_^;)

純粋に、無邪気に、楽しみたいのかもしれません。

 

 

夫の死の知らせを聞いた時、夢の中の私は、

「これから子供達をどうやって一人で育てていくんだろう?お姑さんとも縁が切れてしまうのかなぁ…」

と感じていました。

 

つまり、私は今まで夫のことを「父親」という役割をもつ人として見ていたのかもしれません。

そして、夫に対して依存的でもありました。

 

そうではなく、パートナーとして、一緒にいる時間を純粋に楽しみたいという心の表れかもしれません。

 

夢の中の男性とBさんは、夫婦としてのつながりはないので、もう一度夫を一人の男性として見つめなおすべき、ということでもあるかもしれません。

 

ですが、夢の景色はまだ無機質な灰色の世界。

3人が遊んでいるアパートの門はまだ閉まったまま。

 

まだ、役割意識や夫への依存心と、それを壊し、男女やパートナーとしてのあり方に変わりたい気持ちとがせめぎ合い、モヤモヤしているのかもしれません。

 

お姑さんからの電話は、

「このままでは夫婦関係が終わるよ!」

という警告だったのでしょうか…^_^;

 

ピンクの03=愛の創造、愛の始まり

緑の04=調和の完成

 

夢のメッセージをしっかり受け止めようと思います(*^ω^*)

 

 

だいぶ長くなってしまいましたが(汗)

夢分析の面白さは伝わったでしょうか?(^_^;)

 

夢は深く読んでいくと、今自分に必要なメッセージを送ってくれているのが分かります。

 

みなさんも、印象に残る夢があったら、その意味を少し深く探ってみるといいかもしれないですね(*^^*)

 


 

夢のシンボルについて、物語のように印象的に描かれています^_^

絵画療法にも応用でき、私は辞書的に使っています!

 

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最後までお読みいただきありがとうございました!