夢って面白い♬ 〜夢分析③ 「異動と、夫の死」後編〜
ご訪問ありがとうございます!
今回は、前回の、「異動と、夫の死」の夢分析の続きです☆
前回は、自分が異動になったところから、Bさんと温泉に入るところまでを深く掘り下げました^_^
今回はいよいよ(?)、夫の死のくだりから後半の部分を考察していきたいと思います!
〜夢の内容のおさらい〜
【異動と、夫の死】
職場が異動になる。異動してすぐ後輩の男の子が1人辞めてしまい、残ったスタッフは、私と後輩のAさん、Bさん、Cくん。 あるとき、トイレ(2階)に入ると、全面ガラス張りで、他のスタッフに見られて恥ずかしい思いをした。1階は温泉になっており、Bさんと一緒に入った。
夫のお母さんから電話がきて、夫が亡くなったと連絡があった。ショックを受け、途方に暮れ、空虚な気持ちで、アパートが並んだ住宅地をさまよう。 そこで3歳くらいの男の子と出会う。男の子はBさんが預かっている子らしい。やがて、大柄で温和な、男の子の父親らしき男性がやってきて、Bさん、男の子、男性の3人で楽しそうに遊んでいた。
まず、場面は夫の母(お姑さん)から電話で連絡がくるところから始まります。
電話は、「まだ遠い無意識の中に住むものと会話する」ということを表し、電話の相手が異性か同性かで意味が違うそうです。
電話の相手の「お姑さん」は何を意味するのでしょうか?
前回の記事にもあったように、
誰かの死=何かの終わり、大きな変化、変容
を表します。
夫の死なので、夫婦やパートナーシップに関する変化なのでしょう。
その後、ショックを受け、途方にくれた私は、住宅地をさまよっています。
家は内的心象風景を表します。
住宅地や集落など、家がたくさんある情景は、自分がない、自分自身が周囲の人たちに埋もれてしまっていることを表します。
アパートも、人がたくさん住んでいるので、同じような意味を持つのかもしれません。
パートナーシップに関する何かが変化したあと、自分自身を見失っている状態なのでしょうか。
アパートのくだりには、色や数字も登場します。
灰色のビルのように直線的な住宅地。
ビルはエネルギーを表しますが、ここでは冷たい石のように描かれているので、心が固くなっている状態なのかもしれません。
灰色は、曖昧、否定、抑圧などを表します。
また、アパートに書かれた番号を見ると、
・ピンクの03
(ピンク=愛情、母性、女性性、抑圧された怒り)
(3=創造、対立の解消、調和、物事の始まり)
・緑の04
(緑=安定、調和、協調、妥協、優柔不断)
(4=調和、完成)
と書かれています。
そこで出会った、3歳くらいの男の子。
夫の死のあとに現れたその男の子は、きっと、何かを手放した後の新たな気づきや洞察を表しているのでしょう。
その子はBさんが預かっている子でした。
ここで、この「子供を預かる」という言葉の意味を深めていきましょう。
それには、言葉から連想できるワードをいくつも挙げていきます。
(※「アンプリフィケーション」という技法です。今回は私の夢なので私が連想しますが、実際のカウンセリングでは、クライアントさんご本人に連想していただきます。)
「子供を預かる」
→子供好き→うらやましい
→ベビーシッター
→保育園の先生
→楽しそう
→世話好き
→大変
→優しい
→助け合い
連想しているうちに、「うらやましい」という、ちょっとブラックな感情がでてきました。
つまり、子供を預かることのできる程の優しさや心の広さ、子供と楽しく遊べる無邪気さなどを、うらやましいと感じる、
そして、自分にはそれがないと感じているのかもしれません。
それを、Bさんの姿に見ているのでしょう。
そして、大柄で温和な、男の子の父親らしき男性がやってきて、3人で遊ぶシーンになります。
(↑この絵の場面です☆)
背景は住宅地で、3人の後ろには住宅地の門があります。
このシーンは、パートナーシップや親子関係に関する新しい考えを表していると言ってもいいでしょう。
男性は、どこか夫の面影があるように思えますが、より柔らかい雰囲気になっていました。
「遊ぶ」
→楽しい
→無邪気
→純粋
→無垢
→うれしい
→うらやましい
ここでも、「うらやましい」というワードが…(^_^;)
純粋に、無邪気に、楽しみたいのかもしれません。
夫の死の知らせを聞いた時、夢の中の私は、
「これから子供達をどうやって一人で育てていくんだろう?お姑さんとも縁が切れてしまうのかなぁ…」
と感じていました。
つまり、私は今まで夫のことを「父親」という役割をもつ人として見ていたのかもしれません。
そして、夫に対して依存的でもありました。
そうではなく、パートナーとして、一緒にいる時間を純粋に楽しみたいという心の表れかもしれません。
夢の中の男性とBさんは、夫婦としてのつながりはないので、もう一度夫を一人の男性として見つめなおすべき、ということでもあるかもしれません。
ですが、夢の景色はまだ無機質な灰色の世界。
3人が遊んでいるアパートの門はまだ閉まったまま。
まだ、役割意識や夫への依存心と、それを壊し、男女やパートナーとしてのあり方に変わりたい気持ちとがせめぎ合い、モヤモヤしているのかもしれません。
お姑さんからの電話は、
「このままでは夫婦関係が終わるよ!」
という警告だったのでしょうか…^_^;
ピンクの03=愛の創造、愛の始まり
緑の04=調和の完成
夢のメッセージをしっかり受け止めようと思います(*^ω^*)
だいぶ長くなってしまいましたが(汗)
夢分析の面白さは伝わったでしょうか?(^_^;)
夢は深く読んでいくと、今自分に必要なメッセージを送ってくれているのが分かります。
みなさんも、印象に残る夢があったら、その意味を少し深く探ってみるといいかもしれないですね(*^^*)
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↑
夢のシンボルについて、物語のように印象的に描かれています^_^
絵画療法にも応用でき、私は辞書的に使っています!
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最後までお読みいただきありがとうございました!
夢って面白い♬ 〜夢分析②「異動と、夫の死」前編〜
こんにちは☆
ご訪問ありがとうございます^_^
今回は、前回のつづきで、
「異動と、夫の死」の夢について、詳しく分析してみたいと思います♬
まずは、夢の内容から、象徴的なものや人、行動などをピックアップしていきます!
【異動と夫の死】
職場が異動になる。異動してすぐ後輩の男の子が1人辞めてしまい、残ったスタッフは、私と後輩のAさん、Bさん、Cくん。
あるとき、トイレ(2階)に入ると、全面ガラス張りで、他のスタッフに見られて恥ずかしい思いをした。1階は温泉になっており、Bさんと一緒に入った。
夫のお母さんから電話がきて、夫が亡くなったと連絡があった。ショックを受け、途方に暮れ、空虚な気持ちで、アパートが並んだ住宅地をさまよう。
そこで3歳くらいの男の子と出会う。男の子はBさんが預かっている子らしい。やがて、大柄で温和な、男の子の父親らしき男性がやってきて、Bさん、男の子、男性の3人で楽しそうに遊んでいた。
前回の記事でも書きましたが、
誰かの死=大きな変化
を表します。
それ以外にも、異動や後輩が辞めるなど、「変化」がこの夢のテーマなのだろうな…ということが想像できると思います。
最初の場面は職場なので、仕事に関することも含んでいるのでしょうか?
トイレ=問題を排泄する場所
なので、自分の中の問題を手放そうとしています。
ガラス張りの壁を窓と捉えると、
窓=光を取り入れる場所→意識、希望、可能性
をさすらしく、また2階の窓なので視野を広げたい思いもありそうですが、
他のスタッフに見られて恥ずかしいということから、おそらく人目、とくに割と身近な他者の目が気になるのかもしれないです。
また、そのまま「壁」ととらえるならば、自我の強さを意味する壁がガラス張りなのは、あまりに自我が脆く、また自分と他人の境界線が曖昧(つまり依存したり同一化したりしやすい)なことを表しているのかもしれません。
ここまでの分析から、仕事に関して何かを手放し、その先に新たな可能性や視野を広げたいを気持ちと、
人目を気にして躊躇してしまうほどの自我の弱さや他者依存性が見えてきました。
次に1階の温泉ですが、
温泉=風呂場と捉えると、
風呂場=浄化、変化の過程
また、水(=無意識)に浸かるという意味で、
無意識に浸って休息をとりつつ、新しい着想や内的な変化を待つ場所
という意味もあるそうです。
また、温泉は火山から生まれるものであり、
火山=無意識的な力の爆発、豊かな生命力や実り、死と再生
を表しているとのこと。
ここまで分析したことにリンクしている気がします。
自我の弱さや、他者に依存的になってしまうところについて、
「自分の内面に立ち返って内省し、自分が今後何をしたくて、どうありたいのかを見つけなさい」
というメッセージとも取れるかもしれません。
ここでBさんが登場します。
Bさんは夢の中で、明るいムードメーカーで気配りもでき、職場の中で重宝され信頼されている存在でした。
そんなBさんと一緒に温泉に入るとはどういうことなのでしょうか?
夢分析では、夢の中の登場人物を、
自分の無意識から出てきたもの→元々自分の中にあるもの→自分の分身
と捉えます。
Bさんも自分の分身であるとすれば、
自分の中に、たとえば
「他の人と楽しく話したい」「気配りができ、仕事がうまくこなせるようになりたい」「みんなに愛され、信頼されたい」
といった気持ちがあるということが考えられます。
そして、2人で温泉(=水=無意識)に浸かるということは、無意識の中で2人が対峙するということになります。
自分の内面と向き合う中で、上のような自分と向き合い、Bさんの性質を自分の中に取り込む必要があるというメッセージなのかもしれません。
ガラス張りのトイレやBさんの件から、職場での対人関係ということが焦点なのでしょう。
おそらく、手放さなければいけないのは、人目を気にしたり、他者依存や同一化してしまう自分自身の弱さ。
自分はどうしたいのか、どうありたいのかということを今一度見直し、しっかり自分の軸を持った上で、人とちょうどいい距離感で付き合い、自分らしさを出していくことが大切
ということを教えてくれているのではないかと感じました(^-^)
長くなってしまったので、後半の場面は、また次回書きたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございます!^_^
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夢って面白い♬ 〜夢分析①〜
こんにちは☆
ご訪問ありがとうございます!(*^^*)
しばらく間が空いてしまいました(~_~;)
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます!
年末年始はいかがお過ごしでしたか?
さて☆みなさんは、初夢をご覧になったでしょうか?
夢には、見た人の無意識の状態が現れるといわれています。
基本的に、絵の分析と夢の分析は共通しているらしく、私の通うアートセラピーのスクールでは、夢分析も講義の一つとなっています。
夢を深読みしていくと本当に面白かったので、シェアしていきたいと思います^_^
今回は私の見た2つの夢について分析していきます☆
まずは一つ目♬
①「異動と、夫の死」
職場を異動になる。異動してすぐ後輩の男の子が1人辞めてしまい、残ったスタッフは、私と後輩のAさん、Bさん、Cくん。
あるとき、トイレ(2階)に入ると、全面ガラス張りで、他のスタッフに見られて恥ずかしい思いをした。1階は温泉になっており、Bさんと一緒に入った。
夫のお母さんから電話がきて、夫が亡くなったと連絡があった。ショックを受け、途方に暮れ、空虚な気持ちで、アパートが並んだ住宅地をさまよう。
そこで3歳くらいの男の子と出会う。男の子はBさんが預かっている子らしい。やがて、大柄で温和な、男の子の父親らしき男性がやってきて、Bさん、男の子、男性の3人で楽しそうに遊んでいた。
(絵は、最後の男の子たちが3人で遊ぶ姿を描いたものです。)
2つ目は、、
②「アンドロイドの戦争」
アンドロイドが洗脳されて人を襲っている。
私自身もアンドロイド。私は洗脳されておらず、友達数人と学校にいて一緒に逃げていた。
学校が壊されて瓦礫が落ち、火事も起きている。
やがて、1人のアンドロイドの友達が洗脳されてしまうが、私が正しい情報をインプットする。
(絵は、最後の、友達に正しい情報をインプットする場面です。)
……とまあ、どちらもヘンテコな夢ですが、どうかお付き合いください(;´Д`A
誰かの死や何かが壊れたり焼けたりする夢は、自分の心の中でなにかが大きく変化することを表していることが多いそうです。
なので、どちらも自分自身の変化を暗示しているものと思われます。
1つめの夢では、夫が死んでいるので、パートナーシップについて何かが変わったのでしょう。
その後、小さな男の子と出会います。
誰かが死んだあとに乳幼児が出てくる場合、自分の中で何かが終わり、新しい何かが生まれる、ということを表すそうです。
そして、男女と子供が遊ぶ姿から、新しいパートナーシップや家族に対する価値観や洞察が生まれたのでしょう。
Bさんが頻繁に出てくる意味が気になります…(笑)
2つ目の夢では、戦争で学校が壊され焼けてしまいます。
学校は知識や秩序、命令、技術の習得などを表すので、今までの常識や正しいと思っていたもの、身につけたものなどが一回ガラガラと壊れていく様子を表すのかもしれません。
そして、正しい情報を友達にインプットする場面では、新しい常識や価値観が入ってくるのでしょう。
なぜ自分がアンドロイドなのか?
ということや、
「洗脳」「正しい情報」というのが、自分の中でなにを意味しているのか?
といったことが気になります。
次の回では、2つの夢について、それぞれもう少し詳しく分析してみたいと思います^_^
ぜひご覧になってくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございます!
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子供の絵
だいぶ間が空いてしまいました;;
おはようございます!^_^
先週の日曜日が、年内最後のスクールでした。
先週は、子供の絵を中心に見ていく講義でした。
(画像はお借りしました)
改めて、子供って本当に豊かな表現をするんだなぁ〜と実感(o^^o)
そして、全てを見ているし、わかっているんだなぁ〜と。
虐待、いじめ、精神疾患…
心に傷を負った子供たちは、痛いくらいにその心情を絵に表現しているんです。
お母さんとの関係が悪化し、家での居場所がなくなった子は、自分自身を小さく描いたり、不安定な家の中に、ひとりぼっちの自分をポツンと描いたりする。
怒りを爆発させるかのように、強い線でギザギザに描く子や、
病気で余命がある親との、別れの絵…
不安の強い子は、淡いブルーの背景に、ポツンとモチーフを描いたりする。
見ていて胸が痛くなります。
その一方で、絵を通してちゃんとサインを発している。自分の内面を、素直に、純粋に、しっかりと表現している。
その姿に感動を覚えた一面もありました。
でも、本当に心の傷が深くなってくると、絵を描くことすらできなくなってしまうそうです。
そんな時は、無理に描かせなくていいとのこと。
先生がおっしゃっていました。
「子供たちが自由に描くものに付き合う」
と。
まだその言葉を咀嚼している段階ですが…
子供の自由な表現を奪ってはいけないな、と、子供たちの絵を見ながら痛感しました。
心の傷を負った子たちの表現を、ありのままに受け止める度量が、私にはあるのかな?
と、不安な気持ちも起きましたが、
子供たちの表現を受け入れ、寄り添い、時に感動し、学びながら、自分も成長して、また受け入れ、寄り添う…
そんな柔軟性を持ったセラピストになりたいなと感じました^_^
最後までお読みいただきありがとうございました!
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↑実際にスクールで使っているオイルパステル(クレヨン)です。
色の豊富さと、綺麗な発色にテンションが上がります(*^ω^*)
下は、スクールの教科書として使っている本です。とても読みやすい文章で、絵に表れる精神世界が生き生きと描かれています^_^
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今日はカウンセリング実習でした☆
こんばんは☆
今日は通学での受講で、実際のカウンセリングを模した実習を行いました^_^
内容は、風景構成法をもとに分析しました♪
風景構成法とは…
川→山→田→道→家→木→人→花→動物→石→その他足りないと思うもの
を、順番に描いていくというものです♪
それらの配置の仕方や大きさ、形、色、どんなシンボルを描いたかなどなど…
いろいろな要素から、その方の心のあり方を探り、今の悩みや問題と照らし合わせて、解決へ導いていきます。
実習の感想です☆
はじめはガチガチに緊張してしまい、一生懸命覚えた分析方法もほとんど真っ白な状態に(;´Д`A
でも、クライアント役の方とお話しながら、絵を通して心の内側を深く掘り下げていく作業がとても楽しかったです(o^^o)
でも、お話ししてくださった内容の表面的なところばかりみてしまい、
その根底にある心のあり方まで掘り下げて考えることができなかったな、と反省。
また、どこかで決めつけてしまっていたり、相手の気持ちを白黒ジャッジしてしまっている部分があり、
その方がどうなのか?どう感じているのか?どうしたいのか?
ということをちゃんと受け入れ寄り添えていなかったな…
というのも心残りな点でした。
それについては、自分に関して受け入れられてない部分があるというのが根っこにあるのかな、
という気がするので、そこを掘り下げ、受容することも大切だなと感じます^_^
あとはやっぱりシンボルの意味をちゃんと覚えなきゃ;;
というのと、
1つ1つ意味にこだわりすぎで、絵全体をみて何が問題なのか、というのが見えていなかったこと、
そして、何を変えればその方がもっと豊かでいられるのか、という展開がもっとスムーズにできればいいな〜
ということも反省点です☆
今日の学びをまた次に生かしていきたいと思います(*^^*)
宿題のレポートをこんなに細かく添削していただきました♡
感謝です(*≧∀≦*)
最後までお読みいただきありがとうございました!
多面的HTP法 〜表の顔と裏の顔を比べてみる☆〜
多面的HTP法とは☆
上の2枚の絵のように、
まず、普通の白い画用紙に、家、木、人を
次に、もう一枚の画用紙を黒で縁取り、同じように家、木、人を描きます。
このとき、家、木、人をただ並べて描くのではなく、互いに関連しているように描くのがポイントです。
(家から出て遊びに行く、家に帰る、木のみをとるなど)
黒い枠は、内側に秘めた気持ちを保護し、表現を安全なものにするという役割があるそうです。
それだけに、黒い枠を付けた絵には、内に秘めた気持ちが露わになってしまう、そんな危うさも秘めているとのこと。
多面的HTP法の枠なしの絵には、対外的、社会的場面での自分が、
枠ありの絵には、内的な自分や、本音が出やすく、
2つの絵の描き方の違いを見ていくことで、その人の心に関する問題を分析していくことができるそうです^_^
今回も、私が描いた絵をもとに分析していきます♪
まず、枠なしから☆
女の子が外で遊ぶ絵なのですが、まるで写真のようにただ並べてあるだけのように見えてしまいます(^-^;
また、紙に対してモチーフが全体的に小さめで、どこか寂しい感じを受けます。
家は家族や家庭を表します。
家の安定感は家族の関係、壁の強度は自我の強さを表します。
枠組みがはっきりしていることから、自我をしっかり持っているのかもしれません。
ドアは口と対応しており、外界との直接的な交流が行われる部分を表しています。
赤いドアなので、情熱的だったり、感情や怒りを爆発させたりなど、パワフルでエネルギッシュな表現をする方だけれど、
ドアが閉まっていることから、表現することを控えているのかもしれません。
窓は、受動的な外界との接触の仕方を象徴します。
窓がたくさんあり、人と関わりたい気持ちが感じられますが、水色の窓でどこか寂しそうです。
窓が全て閉まっていてカーテンがかけられていることから、人に対して自分の気持ちを隠してしまったり、人との関わりを避けてしまう部分もあるかもしれません。
カーテンはピンクなので、優しくていい子の自分を演じることで本当の自分を隠してしまうのではと読み取れます。
屋根は頭にあたる部分で、その人の精神性や思考、時に空想を象徴します。
屋根は瓦の部分まで丁寧に描かれており、空想傾向があるかもしれません。
黄色と赤の屋根なので、子供っぽくてダイナミックな空想をしているかもしれません。また、感性が幼くて喧嘩っ早かったり、甘えん坊で依存的なところもあるかもしれません。
木は、本能や内的なエネルギーを表します。
樹冠が大きな木は、空想家な傾向を表します。
実がなる木は自信があることや、時に幼稚な依存性を表すこともあります。
葉は感性の豊かさを表します。
枝は細かく分かれており、平衡と調和をを重視していますが、決断力に欠ける面があるかもしれません。
根は本能的な部分で、しっかり大地に根を張っているので、自分を持っているタイプ。
屋根の描写からもあったように、芯はあるけどどこかふわふわした感じを醸し出しているのかも。
女の子は、ニコニコしながらもあまり動きが感じられません。ただ立ったまま動かず、待っているような感じにも見えます。
洋服はピンクで、優しくいい子の衣をかぶっているという感じでしょうか?
ピンクの襟は、言いたくて言えない怒りを喉元で止めているようにも感じられます。
靴や紙にはリボンが描かれています。
リボンなどの紐=絆、つながり
を表すので、人との繋がりを求めているのでしょう。
こうした分析から、
幼くパワフルな感性や感情を持っていながらも、人とのつながりを求めるあまり、感情を抑えていい子に振舞い、自分からは動かず、相手が寄ってくるのを待っている
といった、私自身の外側の顔が見えてくる気がします。
次に、枠ありの方です☆
家がかなり大きくなりました(笑)
枠なしとは違い、人が家の中にいるのが大きな特徴ですね。
木は、左側に描かれ、先程の木よりも丸みや曲線をおび、花をつけています。
家を大きく、また、窓やカーテンなど、色々な要素が描かれていることから、家への依存や執着が強く、自立心に欠ける事が伺えます。
さらに、壁面が一面のみの絵は引きこもりな人を表すので、相当家に閉じこもっていたいのでしょう(笑)
強い自我を表す強固な壁は、さらに厚みを増しています。
家族へ心の拠り所を求めるあまり、頑なに自分を閉ざしているところがあるかもしれません。
一方で、家族に依存的ながらも、自分の意思をしっかり持っていると捉えることもできるかも。
オレンジの屋根やドアは、「人と繋がりたい」「私を見て」と言っているかのようです。
ドアが閉じていて表出は控えていますが、人と繋がりたい、人に注目されたいという気持ちがあるようです。
2回の窓が開かれ、女の子が外を覗いています。
窓にはピンクのカーテンがあり、いい子の仮面で自分を隠してしまう傾向が伺えますが、
開いているということは、外側に心を開きたい気持ちを表しているのでしょう。
外に積極的に出ていくというよりは、自分の内側から外を見ている感じ。
自分が安定していられる場所に居て安心感を得ながら、無理なく外と繋がっていたい
という心境なのかもしれません。
外に見せる顔は、やはりピンクの服のいい子ちゃん。
上半身だけが描かれ、足が隠れた描かれ方は、グラウンディングされていない
家族へ依存するあまり自分がなくなっていたり、意思決定を委ねてしまっているところが伺えます。
赤いリボンと赤い花…
赤は怒りも表しますが、積極的に人と繋がりたい気持ちや、内側に秘めた情熱的な愛情も示しているかもしれません。
枠なしの絵で描かれた木は、縦長の、どちらかというと上昇志向で要求の高い男性的な木でした。
こちらは、より丸みを帯びて、女性的な雰囲気になっています。
幹が曲線的で細くなり、エネルギーが少なくちょっぴりひねくれているよう。
花は愛を表しますが、木に咲いた花は自己顕示欲や、外見への関心も表します。
左側に描かれているので、母親的、内面的、女性的。
自分の中の、繊細な女性性とか、
自分の弱い部分をもっと見せていきたいと思っているのかもしれません。
これらの分析から、
閉じこもりがちで依存的だけど、自分の内側を大事にしながら外とも繋がっていきたい
自分の繊細な部分や女性的な部分、弱い部分を表に出していきたい
という裏側の思いが見えてきました。
自分を抑えていい子に振る舞いがちなところや、外と繋がりたいという願望は、2枚とも共通していますね^_^
こちらの分析は、あくまで初心者が勉強のために考えたものなので…
もし専門の知識がある方がいらっしゃいましたら、ご意見、アドバイスいただけたら幸いです^^;
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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宇宙人の絵の分析♪ 〜背景編☆〜
前回の続きです☆
前回は宇宙人の描写を分析しました♪
今度は、背景について分析していきたいと思います^_^
補正しましたが影が残ってしまいました(;ω;)
すみません‥。
全体として青と黄色の組み合わせが目立ちます。
青=冷静、抑圧
黄色=無邪気、子供っぽさ、甘えたい気持ち
つまり、自分の中の無邪気な気持ちや甘えを抑制することになるので、この組み合わせは「ストレスカラー」と言われています。
さらに細かく見ていきます♪
まずは絵の左下の部分
この部分は、過去の体験やトラウマ、幼少期の親(とくに母親)の状況や関係を表しています。
ここにはロケットが描かれています。
ロケット=飛び立つ
でも、このロケットは着陸したままです。
飛びたくても飛べない何かがあるのかもしれません。
ロケットは、青(冷静、抑圧)、黄色(無邪気、子供っぽさ、甘えたい気持ち)、水色(寂しさ)で描かれています。
母親に甘えたくても甘えられない、寂しかった経験から抜け出せないのでしょうか?
右下の部分
こちらは、愛情、スキンシップ、父親との関係を表します。
ちょっと寂しいです‥
愛情、スキンシップが希薄なのでしょうか?
次に上部を見てみます。
下部が身体的なことを表すのに対して、上部は精神的なことを表します。
背景の所々に星が散りばめられています。
星=希望、憧れ、嫉妬
黄色=無邪気、子供っぽい、甘えたい気持ち
なので、恋愛に対し子供のような夢を持ちつつも、甘え、依存から他社に嫉妬してしまう面があるかもしれません。
背景は、青(冷静、抑圧)、紫(葛藤)で塗られています。強めのジグザグなタッチで描かれており、強い抑制の気持ちと葛藤があるのでしょう。
自分自身を抑圧している状態に対し抗いたい気持ちもあるのかもしれません。
さらに分割し、左上です。
絵の左側は女性的、内面的、母親的なものを司り、
中でも左上は、宗教、思想などを表しています。
宇宙人の背後に土星が見えます。
土星=忌まわしい星、試練、忍耐
母親から、自分の精神性について忌まわしいとされた経験があったのか、
あるいは、我慢すること、困難に立ち向かうことを良しとしている面があるのかもしれません。
色が、水色(寂しさ)、黄色(無邪気、子供っぽい、甘えたい気持ち)、紫(葛藤)で彩られていることから、そうした経験や我慢などから寂しさや葛藤、依存性が生まれているのかもしれません。
右上も見てみます。
こちらは、未来、夢、希望、目標などを表しています。
流れ星が見えますね。
流れ星=急速な変化
変わりたいと願っていることが伺えます。
流れ星の尾は、虹のようにカラフルに描かれています。
虹色=希望、多様性
自分も人も受け入れたい、それぞれの個性や違いを受け入れられるようになりたい
ということが読み取れます。
宇宙人の姿からは、パートナーに甘えたい、注目されたい気持ちと、それを抑圧する気持ちが読み取れました。
さらに背景の描写より、そうした裏腹な気持ちの背景には、過去の親との間の、
*甘えたかったけど甘えられない状況だったこと
*スキンシップが希薄に感じていたこと
*自分の精神性を疎まれる経験か、我慢を強いられる状況にあったこと
などから来る、確執と葛藤があるのではないかと捉えられます。
でも、それは過去の出来事であって、親には親の人生があり、子に手をかけるには限界がある。
親は親なりに精一杯を尽くしてくれたのです。
大人になった自分が、過去の寂しさや甘え、葛藤を受け入れて向き合い、癒していくこと。
そして、親の人生と自分の人生を切り離し、自分ののロケットを高く飛ばしていくことが必要になるのかもしれないです。
そうすることで、自分も相手も受け入れ、恋愛を心から楽しめる自分に変化することができる。
そんなメッセージが、絵から読み取れるのではないかと感じました(*^^*)
最後までお読みいただきありがとうございまさした!
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